呼び名って結構大事です。
今回から数回にわたり、フロアポリッシャーに関する情報について取り上げたいと思います。基本的なことを中心にお伝え致しますのでベテランの方にとっては既にご存知のことばかりですが、どうぞお付き合いください。
まず、フロアメンテナンスを行ったことがない方、フロアポリッシャーに馴染みがない方の中には、大きな勘違いをされている方がおられます。一般的にポリッシャーといえば、フロアポリッシャーではなく車のボディにカーワックスを塗り伸ばすために使用するポリッシャーのイメージの方が強いからだと思います。また今は殆ど行われなくなりましたが、ロウが主成分のいわゆる水性ワックスを塗り伸ばすためにも利用しましたので、 “ ポリッシャー ” という名の通り、ワックスを塗った後に “ 磨くための機械 ” と感じてしまうのかもしれません。本来なら “ ポリッシャー ” ではなく、アメリカでの呼び名 “ フロアマシン ” や “ フロアスクラバー ” とすべきなのかもしれませんね。
ちなみにこの水性ワックスは学校の教室の床などによく利用されてきたのですが、今は樹脂ワックスが取って代わっています。
以前、床用の樹脂ワックスをタンクに入れてフロアポリッシャーを使用された方がおられました。(>ω<)
ワックスが壁に飛び散ったり、それはそれは大変な状態だったはずです。確認した時点ではタンクのホースに固まったワックスがこびり付いていました。
フロアポリッシャーとは、人の力(デッキブラシや隅擦りパッド)を使う代わりにモーターでフロアパッドまたはブラシなどを回転させ、効率的に床面の洗浄作業または床ワックスの剥離作業を行うための清掃機械です。その他には石床表面の研磨作業にも利用しますが、あくまでもフロアポリッシャーは洗浄用途がメインです。タンクには洗剤もしくは水を入れて使用するよう、くれぐれもご注意下さい。
フロアポリッシャーには使用場所や状況により最適なブラシ・フロアパッドを取り付けて使用します。清掃幅・エプロンサイズ(9インチ、11インチ、13インチ、15インチ、17インチ…)、や回転速度(標準タイプ、高速タイプ、超高速タイプ)の違い、洗剤タンク付き、密閉(防滴)タイプなどさまざまな種類・仕様があります。
次回は「ポリッシャーの選び方」についてお伝え致します。
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