「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」の可決・成立について
11月18日(金)、参議院本会議において、衆議院で一部修正された「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律案」(外国人技能実習法案)が、賛成211・反対22の賛成多数で可決、成立しました。 いずれも公布日から1年以内に施行されます。
<外国人技能実習法の主な内容> (1)「国際研修協力機構(略称・JITCO)」に代わり、法的権限を有する監督機関として「外国人技能実習機構」を新設すること (2)実習生ごとに作成する「技能実習計画」を認定制とすること (3)実習生を受け入れる「監理団体」と「実習実施者」をそれぞれ許可制、届出制とすること (4)暴力や脅迫による労働の強制やパスポートの取り上げなど、人権侵害行為に対しては懲役や罰金の罰則を付与すること (5)優良な実習先は、実習期間を現行の3年から最長5年に延長すること
また、実習生の報酬は日本人が従事する場合と同等額以上とすべき旨も明文化されました。これらの規定は実習生の保護を目的としたものです。
関連リンク
(公財)国際研修協力機構 http://www.jitco.or.jp/