今さらですが、SDSって？？
樹脂ワックスや洗剤、剥離剤などのケミカル製品には必ず用意されているSDS。ビルメン業界ではおなじみですが、さてこれはいったい何のために必要で、そして何が記載されているものでしょうか。ここで改めておさらいをしておきたいと思います。
お客様より「ケミカル製品の ”成分表” が欲しい」と問合せをいただくことがあります。このお客様には、はたしてSDSをお渡しすればよいのでしょうか？
答えは、ほぼ？？「YES」です。
厳密にはSDSは成分表ではなく、含まれている全ての化学成分が記載されているわけではありません。「非公開」や「社外秘」と記述してある箇所があるものもあります。
ちなみに…
「非公開」や「社外秘」の部分は、記載する必要がなく、且つ製造メーカーが手の内を明かしたくない部分であることが多いです(笑)
特許が絡む成分が含まれていることもありますしね。
お客様がSDSを必要とする場合の多くは、含まれる化学物質の有害性や取り扱いに関する情報が必要なだけで、全ての成分を分析する為ではありません。
ですので、先ほどのお客様の問い合わせには、「SDSをお渡しする」でOKとなるのです。
ただし…
ライバルメーカーの手の内を知りたくて、本当に全ての成分の情報を得たいと思っているのであれば、また話は別ですが…
ビルメン業界でも以前と比べて、ウェブサイトからSDSをダウンロードできるメーカーが増えました。
SDSが必要な際には一度「製品名 SDS」で検索してみてください。もし見つからない場合は当店で手配いたしますので、お気軽にこちらよりお問い合わせください(^^)/
SDSとは「Safety Data Sheet（安全データシート）」の頭文字で、化学物質および化学物質を含む混合物を譲渡・提供する際に、その化学物質の性状や危険性・有害性及び取扱いに関する情報を記載した文書のことです。
以前はMSDS「Material Safety Data Sheet（製品安全データシート）」と呼ばれていたもので、今は国際的に通用するSDSで統一されています。
さらに、ちなみに…
安全データシートと言えども、安全とは言えない成分が含まれていることもあったり…
もうひとつ、ちなみに…
業務用ケミカル製品にはSDSが用意されてますが、家庭用にはありません。
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