この季節「パウダー」と言えば?
2017年がスタートしましたが、みなさん年末年始はどのように過ごされたでしょうか。スキーやスノボを楽しまれたという方もおられるかと思います。スキー場で何より嬉しいことと言えば、タイミング良く新雪の上を滑れる時ですよね。しかもそれがパウダースノーであれば最高です。今回はその「パウダー」ではなく、気温が低い冬場に起こりやすい樹脂ワックスの「パウダリング現象」についてお伝えします。
樹脂ワックスは液体の状態で床に塗布し、その後水分が蒸発する過程で成分に含まれるポリマー粒子同士が結合し塗膜が形成されます。その塗膜がうまく形成されなかった場合にワックス成分が粉状になることがあります。それをパウダリング現象と言います。
この現象は一般的には床の温度が5度以下で起こりやすいと言われています。ですが、そこまで床面が冷えてなくてもパウダリングが発生することもありますので、そのような状況では樹脂ワックスの塗布を避ける、もしくは充分に床面の温度を上げてから塗布する必要があります。1つの対処法として低温度対応ワックスを利用するという方法もあります。(※必ずしもどのような冷たい床ででも対応できるということではありません)
また温度だけではなく湿度もパウダリング現象を引き起こす原因にもなります。空調により湿度が低くなり、可塑剤成分が必要以上に蒸発し、パウダリング現象が起こることがあります。送風機で強制乾燥させると更にパウダリングが起こりやすいのでご注意ください。
→ 低温度対応ワックスはこちら
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