ヤマト運輸の値上げ に清掃業界は何を学ぶか?
ヤマト運輸が宅配料金の値上げを発表しました。
次の理由をあげています。
①宅配取扱量の激増
②利益率の大幅な低下
③従業員の労働環境の悪化
値上げの理由は上記の通りですが、
要するに、今現在できあがってしまっている「低賃金と長時間労働」を改善するということです。
お客様に料金負担ももとめ、一部の時間帯で指定配達をなくしたりとご不便が生じても、社員の「低賃金と長時間労働」を改善する、という強い意志がみられます。
これからの企業発展には必要な改革だからです。
そして、ヤマト運輸だけでなく日本郵便・佐川急便も値上げを発表しました。
宅配運送業界は業界全体で「低賃金と長時間労働」の改善が進み始めました。
この宅配運送業界のニュースから、私たち清掃業界は何を感じればいいでしょうか?
清掃業界も「低賃金と長時間労働」の最たる業種です。
現場の清掃パートさんは低賃金が顕著で、正社員においては低賃金+長時間労働、その上、サービス残業や公休の取得すらままならない。有給なんて全然・・・
清掃業界の実態でしょう・・・
世の中が清潔で衛生的である、社会を支える立派なお仕事なのに。。。
「低賃金と長時間労働」 かたい言葉で表現すればこんな言葉ですが、
要するに、「貧乏ひまなし」っていう意味ですよね。。。
宅配運輸業界は歴史的な改善に進みだします。
清掃業界もこれにならって頑張ってみるべきです。
採用難に、人件費高騰、今ならはっきりと説明できる理由があります。
数年後に景気が落ち着いて採用難な状況ではなくなったら、説明材料が乏しくなります。
今が一番のチャンスだと思うのです。
清掃業界も業界全体で「貧乏ひまなし」の改善に進みだしたい。
ヤマト運輸値上げのニュースから、こんなことを思いました。
掃除のつぼ 水谷 豊
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